子会社の特許ポートフォリオの抽出方法

最終更新日 2020年12月


目次

概要

子会社に限定した特許ポートフォリオの抽出方法

抽出した子会社の特許母集団の保存方法

検索式を「My Saved Searches」に保存

検索結果母集団をタグとして保存

抽出した子会社の特許ポートフォリオを分析に活用する場合

検索フィルター

チャートとテーブル

Ownerとタグを1つのチャートに表示する方法

子会社をOwnerから除く方法

 


概要

PatentSight BIでは、特許ポートフォリオの権利者は、Ultimate Owner Conceptに沿って名寄せされています。詳しくはこちらの記事をご参照ください。

しかし、子会社の特許ポートフォリオを抽出することが適切な場合もございます。

以下にてSwatchグループの子会社であるOmegaを事例とし、Ultimate Ownerから抽出した特定の子会社が所有する特許ファミリーを保存し、さらなる分析に利用する方法をご案内します。

Example: Search filter settings to extract subsidiary portfolio

Example: Analysis of owner and subsidiary using a tag

 


子会社に限定した特許ポートフォリオの抽出方法

分析例:Swatchの子会社であるOmegaの特許ポートフォリオを抽出

子会社の特許ポートフォリオを抽出するためには、検索フィルタに親会社のほかにフィルター条件として「原出願人」("Original Applicant")と「譲受人」("Original Reassignee")を追加する必要があります。

【注】この方法は、子会社が親会社の名義ではなく自社の会社名で特許を出願する場合に適しています。子会社が親会社の名前で出願される特許、または別の名前(発明者など)で出願した特許は、以下の方法では抽出できません。

 


①  検索条件に「Owner」を追加します。


② 「Owner」としてSwatchを指定します。

検索条件がSwatchの特許ポートフォリオに設定されます。

上記の検索条件によりSwatchが保有している特許ポートフォリオに絞り込んだ検索結果が得られます。


③ 「More」をクリックし、フィルター項目の「Original Applicant(原出願人)」を追加します。「Original Applicant(原出願人)」は「Company」関連の項目から検索いただけます。

また、「Add filter element...」ウィンドウの左上隅の検索欄からフィルター項目を手打ちで入力して検索することも可能です。


④ 「Omega」を含む子会社の出願名義をすべて検索します。✔マークをクリックするとすべての名義を一括で選択いただけます。

【注】出願人は名寄せされていません。出願名義のミススペル、各国言語からのローマ字表記への転写、および表記ゆれは、元の特許文献に記載されている通りに表示されます。

上記の検索条件により特許母集団はUltimate OwnerのSwatch、さらに「原出願人」としてOmegaに絞り込まれました。


⑤次に、「More」からフィルター項目の「Original Reassignee」を追加します。「Original Reassignee」も同様に「Company」から検索いただけます。

また、上記同様に「Add filter element..」ウィンドウの左上隅の検索欄からフィルター項目「original reassignee」 を手打ちで入力して検索することも可能です。


⑥ 譲受人として「Omega」を含む子会社の名義をすべて検索します。✔マークをクリックするとすべての名義を一括で選択いただけます。

【注】「Reassignee」は名寄せされていません。名義のミススペル、各国言語からのローマ字表記への転写、および表記ゆれは、元の特許文献に記載されている通りに表示されます。

検索条件は次の設定になっているかをご確認ください。


⑦ 検索フィルター内にクリックし、それぞれの場所にカーソルを置き、キーボードを使用して、デフォルトの演算子を以下のように置き換えます。

上記のフィルター設定により、検索結果はUltimate Owner Swatchが現在保有している特許ファミリーに限定され、出願人はOmegaまたはOmegaに譲渡された特許が含まれます。 

 


 

抽出した子会社の特許母集団の保存方法

検索式を「My Saved Searches」に保存

検索結果を更新するには、「My Saved Searches」に検索式を保存することをお勧めします。詳しくは、こちらをご参照ください。


① 水色の検索フィルターのツールバーから「Save」をクリックします。


② 検索式に名前を付けて、✔をクリックして保存します(例えばOmega)。

 

検索結果母集団をタグとして保存

絞り込んだ特許母集団をさらに分析に使用するため、これらの特許ファミリーにタグ付けを行うことをお勧めします。タグは、検索フィルターの条件として、または表のグループ項目として、そしてチャートの項目として使用することができます。タグ付けの詳細については、こちらをご参照ください。


① 水色の検索フィルターのツールバーから「Tag」をクリックします。


② 「Create new tag」をクリックして新規のタグを作成します。

タグを付与する際は、検索条件に一致する特許は消滅した特許も含めてタグを付与することをお勧めします。この設定はデフォルトで選択されています。現時点ではすでに消滅している過去に生存していた特許を含むことによってタグを活用したチャートではトレンドや時系列で推移を確認することが可能になります。

 

③ 保存場所を指定し名前を付け(例えばOmega)、✔をクリックして保存します。

【注】タグは新しい特許に自動的に付与されません。タグ付けされた特許ファミリーの情報(リーガルステータス、所有権など)はPatentSight BIの更新ごとに更新されますが、タグに含まれる特許は自動的に更新されません。検索条件に当てはまる新しい特許がPatentSight BIで公開されたとしても、それらの特許が自動的にタグに追加されません。同様に、タグ付けされた特許が最初の検索条件を満たさなくなっても、自動的にタグから削除されることはありません。そのため、上記のように検索式を保存し、タグを定期的に更新することをお勧めします。

 


抽出した子会社の特許ポートフォリオを分析に活用する場合 

検索フィルター

作成したタグを利用して、特許ポートフォリオを母集団として抽出して分析することができます。まず、タグを検索フィルター条件として設定します。 


① ゴミ箱のアイコンをクリックして、検索フィルターをクリアします。


② 灰色のメニューバーの「Tag」をクリックして、事前に作成したタグを選択します。

検索フィルターが以下の通り設定されているか確認します。 

チャートとテーブル

PatentSight BIの多くのチャートや表は、デフォルトではOwnerがグルーピング項目としてされています。そして、同様にタグでグルーピングされているテンプレートも用意されています。

Analysis templates  →  PatentSight Standards  →  Groupings  →  Tag


① 任意のTemplateを選択します。(例えばPatent Asset Index trend)


② テンプレートにタグ以外のグルーピング項目が使用されている場合や、チャートまたはテーブルを新たに作成する場合は、チャート設定およびテーブル設定でグルーピング項目を切り替えていただけます。

 

Ownerとタグを1つのチャートに表示する方法

バブルチャートでは、2つの異なるグルーピング項目を同時に可視化することが可能です。これにより、Ownerとタグを同時に表示することができます。

① 新しいシートを追加します。 

プラスボタンを押して、シートを増やすことで、前のシートの検索フィルタの設定が、新しいシートに自動的にコピーされます。


② 任意のOwnerを選択します。(例えばSwatch)


② AND演算子をORで置き換えます。

③ テンプレートとして「Quantity vs. Quality」を選びます。


④ チャートをクリックして選択すると、チャートを囲む灰色の余白が見えるようになります。


⑤ チャートの右上隅にある歯車のアイコンをクリックして、チャートの設定にアクセスします。


⑥ "Additional bubbles "の下の "Tag "を選択し、"Show bubble trials "にチェックを入れます。

 

これで、親会社のSwatchと子会社のOmegaの特許ポートフォリオの動向を時系列で確認できます。

 

 


 

子会社をOwnerから除く方法

上記のように作成されたタグ「Omega」を使用して、これらの特許を最終的なOwner「Swatch」のポートフォリオから除外することができます。


① 新しいシートを開き、以下のように検索フィルターを設定します。

Omega 特許を Swatch ポートフォリオから除外するには、演算子 "AND NOT" を使用してください。


② 検索フィルターの水色のツールバーにある「Tag」をクリックします。


③ 「Create new tag」をクリックして新規のタグを作成します。

タグを付与する際は、検索条件に一致する特許は消滅した特許も含めてタグを付与することをお勧めします。この設定はデフォルトで選択されています。現時点ではすでに消滅している過去に生存していた特許を含むことによってタグを活用したチャートではトレンドや時系列で推移を確認することが可能になります。

③ 保存場所を指定し、タグに名前を付けて(例:「Swatch (w/o Omega)」)、✔をクリックして保存します。


④ 下記のように検索フィルターを設定します。

検索フィルターには他のOwnerやタグも追加することができます。

 

もしSwatchのポートフォリオに子会社Omegaの特許が含まれていなかった場合の、Swatchのポートフォリオ位置付けをシミュレーションして確認することが可能です。